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誰でも名前は聞いたことがあろう松下幸之助。彼が説いた経営に関することに興味があったので読んでみたら学べることが多かった。
人生についても同じことがいえる
立場を築いている人は人格ができている
成長するためには?
こんなことが学べる本だった。気になるのならそこまで長くないので読んでみてもいいかもしれない。
車通勤で毎日オーディオブックを聞いており、その中でおすすめを紹介しています!
オーディオブックとは
主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的にはこんなことが便利で1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優さんの出演多数
今は定額を支払うと読み放題のサービスもあり、私も月に10冊以上聴いています。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
残念ながら経営心得帖はaudiobookのみの配信となっている。が、文庫本でも十分楽しめますよ。
どんな本?
作者
経営の神様として有名な松下幸之助氏。1894年に和歌山県の貧しい農家の3男として産まれた。9歳で丁稚奉公にでて苦労を重ねる。旧松下電器産業、現Panasonicの創始者。
独自の経営理念で会社を飛躍的に発展させた。
概要
六冊文庫化された「心得帖シリーズ」の二冊目。松下氏の経営理念を実際の体験談を例にあげて書かれている。半世紀以上前の理念だが現代でも使えるものも多く、また経営だけでなく人間関係や人生についてのヒントにもなる。
教訓のあとに具体的な体験が書かれているため、納得のいくものばかりである。
感想
良かった点
- 何かを売るとき、安ければいいということは違うと得心できた。
- お金をいただくことは悪いことではない、と自信をもって言える。
- ビジネスでも、またそうでなくても「真摯」「謙虚」は大切だとわかる。
人はものを売るとき(商売でも個人のフリマでも)何か言われたら価格を下げがちである。しかし松下氏は適切な利潤を得ると言い切っている。
これは利益追求だけするのではなく良いものを提供する、そして関連会社が困っていいたら関連会社のことまで考えて行動することまで含むのである。
これは結局何に対しても真摯に取り組むことにつながるのではないか。また言葉で言われてピンと来ていなくてもその後の体験談でなるほど、と得心していくのですっと入っていく。
体験談で書かれている人物も人格者が多くやはり何事にも真摯に、謙虚に臨まなければならないのだと再認識されられた。
また、成功している人物は部下や立場的にしたの人からも学び、また彼らに失敗を許している。
そして失敗した人はそこから学んだ人のみが成長していく。
これを心に留めて日々過ごしたいものだ。
いまいちな点
- 時代にそぐわないこともある。
- 音で聞いているのでメモを取りにくかったり、理解するのに時間がかかった時に面倒。
情報過多な現代ならではの人付き合いを松下氏に聞いてみたいと思った。
相手の貴重な時間をいただいている意識を持つようにと松下氏は言っていてもちろん理解できる。その上で今なら彼はどうするのか気になる。今ならではの彼の行動が知れないことが難点。
松下幸之助だったらインターネットをどう活用するのかな…?
また、オーディオブックを聞いている上でしょうがないが大事なところにマーカーを引いたりじっくり読むということができないのでいちいち止めたりメモを取ったりしなければならないのでながらで聞くには向かない。
もしじっくり自分に落としたいのであれば文庫本を買うことをお勧めする。
総評
時間もそこまで長いものではないので気になるのであれば聞くべき1冊。
経営だけでなく、人間関係の機微に触れているところもあるのではっとするところ、わかっていてもついおろそかにしてしまうところがたくさんあるので自分をもう1度見つめなおすこともできる1冊である。