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塾講師として普段働いていると、できる子というのは地頭力があるということをしみじみと感じます。
私が思う地頭力とは
- 1を聞いて3以上のことができる
- 持っている知識を応用できる
- 言われたことの意図を理解し自分で考えて行動できる
以上のことです。(自分ができるかは別ですね)もし子どもたちの地頭力をつけることのヒントになればと思いこAudibleで聴いてみることにしました。
結論として、やる気があるが何をすればよいかわからない人には有益な情報がたくさん書かれていました。
ここでは東大独学の紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので聴こうか迷っている方は参考にしてください。
なお、これを読めば楽に勉強ができることになる、とうことはありません!のでご注意ください。
車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!
オーディオブックとは
オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優の出演が多数
読み放題プランがあるものも多いですよね。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
東大独学ってどんな本?
作者
- 西岡壱誠
- 1996年生まれ。偏差値35から2年の失敗を経て東大合格。2回の失敗からこれではいけないと自分の勉強方法を1から見直し見事合格する過程で得たノウハウを伝えるため執筆。
在学中の2020年に株式会社」カルペ・ディエム設立。全国の高校生や指導者に自身が得たノウハウを伝えている。著書に「東大読書」「東大作文」などもある。またドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」の脚本監修も行っている。
大まかな内容(学んだこと)
大まかな内容
東大に合格することに必要なのは「才能」ではなく「独学のやり方」が優れていることである。多くの東大生は受験の中で得た「独学のやり方」を受験勉強以外にも応用している。
優れた独学のやり方を知っているが故に勉強以外でも1から何かを習得スピードが段違いに早い。東大生の独学は何にでも応用できるのである。
その中で特に、何回も強調していたことは
インプット→クエスチョン→アウトプット
です。アウトプットが大切という話はよく聞きますが、間にクエスチョンが入っているのは初めて聞きました。西岡氏によると、インプット:?:アウトプット=2:2:6がベストだそうです。
他にも、基礎の考え方について、モチベーションの保ち方、わかるとできるの違い、アウトプットのとらえ方などを解説しています。
何となくわかっていてもうまく言語化できていないことや、目から鱗の考え方、社会人ならもちろんできてるよね、ということなど色々な情報が積み込まれたいました。
配信時間は4時間7分とサクッと聴けます
感想
よかった点
チェックポイント
・具体例があって納得感がある
・随所にオススメ書籍、アプリ、YouTubeの紹介がある
・簡単に自力がつくわけではない、ことがよくわかる
私は普段塾講師として働いていますが、頭を使って考えることが大切だということをわかってはいるのですがうまく伝えられているかは自信がありません。
それが、この本を聴いたらスッと入ってきてさらに具体例も同時に書かれているのでとても納得感があります。
また、一番言語化されてよかったことは基礎の部分はなぜ必要かを考えずにとにかくやれ、ということです。この具体例として、プロのスポーツ選手ほどランニングなどの基礎の部分をしっかりやるということです。
また、よくできるとわかるはちがう、と言いますがそこを「知っているとできるの違いは考えなくてもできること」と言語化されており、心の底から納得しました。
また、何かを説明するたびにオススメの書籍、アプリ、YouTubeチャンネルを紹介しています。著者の西岡氏のものもあればそれ以外ももちろんあります。
想像しているより多いので気になるものがあればチェックしてみるといいとですね。
そして何よりよかったことが、簡単にできるようになるといっていないこと。
よく、これだけやればできる、という文言を見たり聞いたりしますが正直胡散臭いです。
この東大独学では繰り返しやること、ただ繰り返すだけではだめなこと、努力しなければいけない、と随所で記されています。
ここに書かれていることをやりきれれば確かに力はつくでしょう。やりきることが難しいのですけれど。
いまいちな点
チェックポイント
・オーディオブックでは独学シートが使えない
・ある程度活躍している社会人には当たり前なことが多い
・簡単にできるようになるわけではない
まず、よかった点と同様に簡単にできるようにはならないこと。手軽にできることを求めている人には不向きですね。
当然と言えば当然ですが、誰でも簡単に東大に合格できる方法はありません。
全てをできるようになるのは難しいですが、中でも基礎的なこと、できそうなこと、曖昧だったことだけでも意識していけば随分変わると思います。
そして、そのできそうな部分は社会人として必要なスキルも多いので新しいことを求めているビジネスパーソンには物足りないかもしれません。
あくまで、地道な努力を必要としている内容なので自分がやっていることの確認、足りないことの補足と考えるとよいでしょう。
この本を読むのに向いている層は学生、指導する立場の人ではないでしょうか。
一番残念だったのがよく本文で出てくる「独学シート」の存在です。Audibleではついていない?のでしょうか。ダウンロードファイルもなかったのでどのようなものかわかりません。
たとえ独学シートがあったとしてもオーディオブックでは不向きです。もし独学シートを使って本気で取り組むのなら書籍を購入することをおすすめします。
まとめ
こどもに指導する立場の人間としてはこれからに生かせることも多々あり、聴いてよかったと思います。
すべての人に確実に有益になる書籍ではありませんが、自分を振り返ったり指導のきっかけにはなると思います。
問題は本書のことをどれだけ実行できるかですね。すべてできないまでもせっかく努力するのならば成果のでる努力をすべきです。
4時間程度で、倍速ならば2時間ほどで聴けるので気になる方は聴いてみてはいかがでしょうか。
それではよいブックライフを!
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