おすすめオーディオブック感想 ジャンル:小説【罪の声】

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おすすめオーディオブック感想 ジャンル:小説【罪の声】

数年前に映画化され、小栗旬、星野源などが出演した「罪の声」。当時見ようか迷ったが予告が不気味すぎて敬遠してしまいました。

今回、オーディオブックで聴けことを見つけ聴いてみたら・・・。最初から最後まで引き込まれてしまった。

なぜ私は映画を見なかったのか、と後悔したくらい。14時間以上と長くて二の足を踏んでいる方、よかった点いまいちな点を解説していくので聴くかどうかの参考にしてください。

なお、Audibleではナレーターによる朗読、audiobook.jpでは津田健次郎さんをはじめとした声優さんが演じたドラマCD風となります。

今回の感想はaudiobook.jpを聴いた上での感想になります。

そーだ
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車通勤中に毎日聴いていて、月に10冊以上読んだ上でおすすめなものをご紹介!

オーディオブックとは?

主にオーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。

個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。

  • 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
  • 本を置くスペースが不要
  • 音声のスピード調整ができる
  • 有名声優さんの出演多数

今は定額を支払うと読み放題のサービスもあり、私も月に10冊以上聴いています。

おすすめアプリはAudible(オーディブル)audiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!

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罪の声ってどんな本?

塩田武士著。受賞は以下の通り。

  • 「週刊文春」ミステリーベスト10
  • 2016国内部門第1位
  • 第7回山田風太郎賞受賞作。

この罪の声を聴く上で押さえておかなければならないのは昭和の未解決事件グリコ森永事件である。

この「グリコ森永事件」に寄せてかかれており、マスコミを使ったこと、社長の誘拐、キツネ目の男、子どもの声を使ったことなど事件性自体はかなり似通っている。

グリコ森永事件について

「かい人21面相」を名乗る犯人グループからマスメディアあてに犯行声明が送られた。

江崎グリコ社長の誘拐、同社や森永製菓をはじめとする食品メーカーなどに対する脅迫、毒入り菓子の店頭放置などが行われた一連の28件の事件がグリコ森永事件である。

1985.1 犯人グループの一人とみられる「キツネ目の男」の似顔絵写真の公開

2000.2 公訴時効

あらすじ

京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。

テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われたテープとまったく同じものだった。

なぜこのテープがあるのか、亡くなった父の友人の堀田とともに事件の真相究明へと向かう。

一方、大日新聞の記者である阿久津英士は番組の企画で「ギン萬事件」を追うことになる。

2方向から真相へと向かう。曽根俊也と阿久津英士が交わることはあるのか・・・?


罪の声

感想

よかった点

  • 没入感がすごい
  • 津田健次郎さんの演技がとてもよかった
  • 事件には忠実に、事実はフィクションでだがそれを感じさせない
  • 2方向から真実へと向かい、その交差の瞬間の緊張感がすごい

グリコ森永事件になるべく忠実に書いている作者自身話しているが、結末や動機はもちろん創作である。

しかし、どこまでが事実でどこからが創作か、グリコ森永事件をあまり知らない人にはわからない。歴史に残る事件だからこそ、その物語も夢中になるものであるし、それだけのクオリティで書かれている。

そして、終盤。津田健次郎さんの演技に引き込まれる。それ故Audibleでなく、audiobook.jpで聴いてほしい。

また、テープレコーダーの子どもの声もAudibleではナレーターが話しているだけだが、audiobook.jpでは不気味に、そして本当のテープのようにできている。

いまいちな点

  • 時間が長い
  • 〇〇家が不憫すぎる
  • 登場人物が多くて「あれ、これ誰だっけ?」となる
  • 犯人の犯行理由とそれに対する阿久津の憤りが心落ちしなかった

Audibleで14時間、audiobook.jpで17時間を超える作品なため、引き込まれるといえども聴き終えるには長時間かかる。

そして、視点がかわるため、たまに登場人物が誰だっけ?となる。犯人の関係性、役割がパッと浮かんでこないことがある。

内容も賛否が分かれる部分があろう。○○家については不憫すぎて、発表する必要があるのか・・・?と思ったが、エピローグで腹落ちはする。

犯人の犯行理由とそれに対する阿久津の心情も私にはよく理解ができなかったが物語的にはうまくつながっている。気になる人は気になるかもしれない。

まとめ

映画化された作品なだけあって、すばらしく、聴きごたえのある作品でした。

エピローグの部分は涙なしでは聴けないので周りを確認することをオススメします。

グリコ森永事件という実際の事件をもとに書かれた作品なので是非ともグリコ森永事件について理解した上で聴いてほしいと思います。そうしたら一味違った感動を覚えるかもしれません。

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