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「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」、通称「俺ガイル」。ラブコメのラノベとしてあまりにも有名でコミカライズ、TVアニメ化されていて2016年には「このライトノベルがすごい」のランキングで殿堂入りとなっている。
アニメを見たのは随分前で懐かしいと思いながら聴きはじめた俺ガイル。アニメと違った面白さもありすべて一気に聴いてしまいました。
俺ガイルは学園ドラマとしてだけでなく、人間関係や社会的な問題にも切り込んでおり、登場人物たちの心情や葛藤が描かれた深いストーリーが特徴です。
オーディブルではアニメでは描ききれていなかった各キャラの心の中が描かれており、それが見事なナレーションで表現されています。
また、オーディブルでは配信が最後までされていない作品が多くありますが、俺ガイルは完結まで配信されているため安心して聴きはじめることができるのもよい点ですね。
ここでは俺ガイルの紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので聴こうか迷っている方は参考にしてください。
車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!
オーディオブックとは
オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優の出演が多数
読み放題プランがあるものも多いですよね。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
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やはり俺の青春ラブコメは間違っている。ってどんな本?
作者&ナレーター
作者:渡航
1987年千葉県出身。2009年第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門でガガガ大賞を獲得した作品『あやかしがたり』でデビュー。ラノベ作家になったきっかけは就職活動で失敗を繰り返し、焦っていたところラノベなら書けるのではないか、と考えたことから。あとがきでいつも八幡のようなことを述べているので是非とも聴いてほしい。
ナレーター
石井一貴:神奈川県出身、アイムエンタープライズ所属。代表作に「機動戦士ガンダムAGE(エル・トニーズ/シャーウィー・ベルトン)」「BORUTO(景政/鎌倉ゴンゴロウ)などがある。
戸田めぐみ:東京都出身、ケンユウオフィス所属。代表作に「アイドルマスターミリオンライブ(舞浜歩)」「NEW GAME(篠田はじめ)」「桜Trick(飯塚ゆず)」「えとたま(キーたん)」などがある。
あらすじ
千葉市立総武高等学校に通う比企谷八幡は幼いころからの人間関係のトラウマからぼっち生活を満喫していた。
あるとき、国語教師であり、生活指導担当の平塚先生により無理やり「奉仕部」へと入部させられる。
そこに待っていたのは才色兼備で有名な雪ノ下雪乃だった。雪乃も人付き合いが苦手。二人は似ているようで似ていない、そんな二人に平塚先生はどちらがより多く奉仕部に持ち込まれた依頼を解決できるか、という勝負を命じる。
数々の依頼を解決し、奉仕部にも八幡のクラスメイトでスクールカースト上位に位置する由比ヶ浜結衣も入部し人間的にも成長していく。
そして彼らは「ホンモノ」を求めもがき苦しみ自らの答えを探していく。
配信巻と配信時間
1巻 | 7時間9分 |
2巻 | 6時間10分 |
3巻 | 7時間28分 |
4巻 | 6時間33分 |
5巻 | 4時間45分 |
6巻 | 7時間59分 |
6.5巻 | 11時間19分 |
7巻 | 8時間 |
7.5巻 | 5時間53分 |
8巻 | 8時間34分 |
9巻 | 10時間41分 |
10巻 | 8時間37分 |
10.5巻 | 5時間34分 |
11巻 | 7時間46分 |
12巻 | 9時間41分 |
13巻 | 9時間35分 |
14巻 | 14時間 |
14.5巻 | 5時間 |
結 1 | 7時間9分 |
結 2 | 8時間50分 |
完結まで配信済!
アニメ1期→1~6巻
アニメ2期→7~11巻
アニメ3期→12~14巻
主なキャラクター
- 比企谷八幡(ひきがやはちまん)
- 総武高校2年生。とあるきっかけで生徒指導の平塚先生により強制的に「奉仕部」へと入部させられる。幼少時から基本的にぼっちで、周囲からは存在を軽視されたり、裏切られたりしたなどの経験を重ねたことから人間関係にトラウマを抱えている。またそうした経験から、表層的な現象や世俗的な正義の背景にある打算や意図に敏感で、一般的な常識や倫理にとらわれない独自の人間観・人生観を持つ。妹の小町のことを溺愛している。
- 雪ノ下雪乃(ゆきのしたゆきの)
- 総武高校2年生で奉仕部の部長。長い黒髪と落ち着いた雰囲気が特徴の美少女で、かつ頭脳明晰、成績優秀。一見完璧な彼女だが、幼少期より他人に妥協せずに我が道を貫く行動方針だったことから、特に同姓から嫉妬の対象として数々の嫌がらせを経験、人間関係をあまり得意としていない。東京ディスティニーランドの人気キャラクターでもある「パンダのパンさん」と猫が好き。
- 由比ヶ浜結衣(ゆいがはまゆい)
- 総武高校2年生で八幡のクラスメイト。いかにもギャル風の外見で、葉山や優美子を中心とするトップカーストのグループに属している。勉強は苦手で、理屈をこねることも得意ではないが、空気を読んで誰とでも打ち解けることのできるコミュニケーション能力や友達の多さなど雪乃や八幡にはないものを持っており、そうした能力を奉仕部で活かす機会も多い。
- 平塚静(ひらつかしずか)
- 総武高校の国語教師で、生活指導と奉仕部の顧問を担当している。生徒に対する面倒見も良くそれなりの美人であるが、ヘビースモーカーであることを筆頭に嗜好、性格ともにおっさん臭いところがある。そのため、かなり強く結婚願望を抱いているが、そうした思いに反して男っ気は全くない。
- 葉山隼人(はやまはやと)
- 総武高校2年生で八幡のクラスメイト。サッカー部のエースで人当たりがよく性格も正義感に溢れており、クラス内外問わずに人望の厚い誰もが認める爽やかイケメン。クラスでは優美子や戸部らのグループの中心にいる。親同士のつながりから雪乃とは幼いころから親交がある。
- 比企谷小町(ひきがやこまち)
- 八幡の妹。生徒会役員を務める中学三年生。八幡のことは大好きで、なおかつ良き理解者としても有り続けており、また、八幡周囲の女性陣に対して積極的に彼を勧めるような言動が見られる。
- 戸塚彩加(とつかさいか)
- 総武高校2年生で八幡のクラスメイト。とてもかわいいが男子。テニス部の部長でテニス部を強くするために昼休みも練習に勤しむ。八幡の唯一の友達。
- 材木座義輝(ざいもくざよしてる)
- 総武高校2年C組。眼鏡をかけて常にコートを羽織っており、手には指ぬきグローブをはめている。中二病真っ只中でまともに話せるのが八幡しかいないため何かと周りにいる。将来はラノベ作家を目指しているがいつも完成まではたどりつかない。
感想
よかった点
チェックポイント
・ナレーションが素晴らしい
・ストーリーが深い
・八幡の独白が秀逸
・アニメ、小説未掲載の話がある
・完結まで配信済
まず1番に出てくるのが石井さんと戸田さんのナレーションが素晴らしいということです。
キャラの演じ分けはもちろん、ひっきーの卑屈な高速詠唱、葉山隼人のさわやかっぷり、材木座の絶妙なウザさ、三浦のギャル感、いろはすのあざとうざさなどが見事に表現されています。
アニメ以上にひっきーの内面が描かれているのでシリアスな場面はシリアスに、ギャグ色の強い場面はギャグちっくに語られています。
有名な歌詞やフレーズが所々使われているのも面白いですね。
年齢層高めの人が懐かしいと思えるフレーズがそこらに!
ストーリーもはじめの3巻くらいまではギャグ色が強いのですが段々と深い話になっていきます。
スクールカーストやSNSを使った戦略、ぼっちの行事参加状況など最近の若者が直面するリアルなことを扱っていたり、学生生活を過ごす上で上辺の付き合いですますのか「ホンモノ」を求めるのか。
思わず考えさせられることが多々あります。彼らが何を選ぶかは是非とも本編を読んで御自身の耳で確認してください。
また、ストーリー以外でもドラマCDで描かれた短編をAudible用に編集しなおしたものやアニメ、小説未掲載のお話もあるので俺ガイルファンでも聴く価値あり。
Audibleでは数巻配信されて以降配信がストップしている作品が多い中、俺ガイルは完結まで配信済かつ、続編の結も配信されているということも安心して聴けるポイントだと思います。
いまいちな点
チェックポイント
・八幡のセリフと心の声がわからない時がある
・千葉愛、マックスコーヒー愛がすごすぎ!
地の文が八幡視点で進んでいくことがほとんどなので、たまに思っていることなのかしゃべっていることなのか「??」と思うことがあります。
そのすぐ後にわかりはするのですが少し気になる程度ですね。
あとは著者の千葉愛が作中に溢れています。千葉県民ではないのでどこまで本当か?と思い調べたら・・・。
本当のことばかり!?
千葉県民はみんなマックスコーヒーが好きなのでしょうか?謎です。知名なんかもわからないことが多いので千葉愛に溢れていることがおもしろくもあり置いてけぼりになってしまうところでもありますね。
とりあえずマックスコーヒーは飲みたくなりました。
まとめ
ラノベの代表作ともいえる「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」アニメ化されて10年たちますが未だに人気の作品です。
Audibleでもその人気に引けを取らない出来となっており、俺ガイルを知らない人はもちろん、俺ガイルファンでも楽しめる作品となっています。
アニメのような臨場感で、かつ小説の独白が随所に入っています。
3人の出す答えを是非とも聴いてみてください。
それではよいブックライフを!