おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【憧れの作家は人間じゃありませんでした】

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おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【憧れの作家は人間じゃありませんでした】

ドラマ化もされた「准教授・高槻彰良の推察」の著者澤村御影さんのデビュー作「憧れの作家が人間じゃありませんでした」。

高槻彰良シリーズを聴いてから聴いたのですが、こちらもいい!

しかも登場人物がかぶっているところもあるのでそれがわかったときは「おぉ!」と謎にテンションがあがりました。

11月に完結となる4巻が配信されるのでラストのシーンが今から待ちきれません。

そんな「憧れの作家は人間じゃありませんでした」の紹介、よかった点、いまいちな点を解説しているので気になる方は覗いてみてください。

そーだ
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車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!

オーディオブックとは

オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね

個人的には以下の点が気に入っていて何年も使っています。

  • 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
  • 本を置くスペースが不要
  • 音声のスピード調整ができる
  • 有名声優の出演が多数

読み放題プランがあるものも多いですよね。

おすすめアプリはAudible(オーディブル)audiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!

憧れの作家は人間じゃありませんでしたってどんな本?

作者&ナレーター

作者:澤村御影(さわむらみかげ)
神奈川県出身。2016年に「憧れの作家は人間じゃありませんでした」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞、大賞を受賞し作家デビュー。「准教授・高槻彰良の推察」はドラマ化された。

ナレーター:関雄(せきゆう)
新潟県出身、オフィスPAC所属。主に海外ドラマやアニメ、映画の吹替えで活躍している。Audibleでも多々朗読している。

配信巻と配信時間

1巻6時間57分
2巻6時間52分
3巻8時間11分
4巻7時間38分
そーだ
そーだ

4巻で完結!後日談でないかなぁ。

あらすじ

希央社の文芸編集者2年目の瀬名あさひは姿、雰囲気をすべて平凡と評される。ある時憧れの作家である御崎禅の担当になることとなる。

顔合わせのときに冷たく対応されるが元々映画が大好きということから一応は認められ正式に担当となる。

この御崎禅。希央社以外で執筆することはなく、メディアにも一切登場することはない。それもそのはず、彼は長い年月を生きる吸血鬼なのであった。

作家としての一面と人ならざるものが起こす事件を解決する「異捜」にも協力する御崎禅。御崎禅に長編小説を書いてもらいたいあさひは異捜の捜査にもくっついていくこともしばしば。

様々な事件を御崎禅、瀬名あさひ、異捜の林原夏樹の3人で解決しつつ、御崎禅の切ない過去も明らかになっていく。

主なキャラクター

御崎禅(みさきぜん)
幻想恋愛小説家で希央社以外では書かず、メディアの露出も一切ない謎の作家。実は吸血鬼で西洋風の顔立ちをしており、恐ろしくイケメン。
警察の「異質事件捜査係」(略して異捜)に協力しており、度々事件に駆り出される。苦悩を抱えならがも小説を書かなければいけない理由があり、あさひが担当になってから長編小説を再び執筆し始めた。
重度の映画すきでそれもあってあさひを気に入っている。
瀬名あさひ
希央社の若手編集者。学生のころから御崎禅の大ファンでが高じて希央社に入社し、数年後御崎禅の担当編集者となる。
外見、雰囲気とも平均をいっており、映画が好きすぎて語り出すととまらない。この映画好きなところも御崎禅に気に入られた要因になっている。
御崎禅が異捜に協力することによって左腕を怪我し、書けなくなることを恐れて異捜の捜査についていくことがままある。
林原夏樹(はやしばらなつき)
異捜の刑事でよく御崎禅の家にいる。とても人懐っこく、御崎禅に対して緊急時のみ献血の許可を得ている。
上司である山路が御崎禅をとどめるために必要な人材としており、実際彼の人柄に御崎禅が救われていることもある。
大橋伸宏(おおはしのぶひろ)
希央社の編集長。あさの前の編集担当だったが忙しくなったこともありあさひに後任を任せる。御崎禅の内情をよくしっており、担当時代はよく警察へも行っていた。
チェシャ猫のように笑うが面倒見がとてもよい。
ルーナ
10歳前後の金髪のとてもかわいらしい少女の外見をしているが実は化け猫。猫時代、マンハッタンで御崎禅に出会い、御崎禅と一緒にいるために化け猫になり以後、御崎禅と一緒にいる。
少しの間なら体の大きさを自由に変えられる。人間の言葉は話せないが気にいらないことがあるとよく威嚇している。
山路宗助(やまじそうすけ)
異捜の係長で夏樹の上司。夏樹を御崎禅担当にするために交番勤務から引っ張ってきた。
ヒョロリとしていて一見温厚そうに見えるが仮面をかぶっているような笑顔で警察の上層部にも恐れている人がいるらしい。御崎禅を捜査に協力させ、時には非常な手段を選ぶこともある。どうやら人外に対して何かあるよう・・・?
九条高良(くじょうたから)
吉祥寺の有名な和カフェ「たから」の店長で和風美形のイケメンオネェだが、実は長い年月を生きた狐。
御崎禅のことが大好きで警察は嫌いだが御崎禅によく協力している。人外、奥様方から情報をあつめ、情報屋としての一面も持っている。

感想

よかった点

チェックポイント

・キャラがいい
・ほろりと涙したり、切なかったりのストーリー
・高槻彰良シリーズもぜひ聞いてほしい

メインで事件を解決していくのは御崎禅、あさひ、夏樹となりますが、この3人のキャラバランスは絶妙だと思います。

毒舌でとっつきにくい御崎禅は話が進むにつれ優しかったり、影があったり、かわいかったり・・・。その御崎禅のヒロイン役としてあさひはぴったりに描かれています。

1巻を聴いた時点で結末は予想できますが、それでもどうもっていくのかが気になります。

その二人とよくいっしょにいる夏樹がこれまたいい味をだしている。御崎禅曰くばか、なのですが底抜けのお人よしで個人的には一番好きなキャラです。

その他の人外の存在もどちらかというと人間に好意的であったり、涙を誘う物語を紡いだり。

登場人物みんなが幸せになればいいな、と思えるキャラばかりですし、そんなお話ばかりでした。

そして、高槻彰良シリーズ(特にEX)ででてくるキャラが出てきて澤村御影さんの作風が好きならば是非両作品とも聞いてほしいと思いました。

あのキャラがこっちではこんな風に書かれているんだ、といった発見がありますよ。

高槻彰良シリーズはこちらで解説しているので気になる方は覗いてみてください。

いまいちな点

チェックポイント

・映画の話題がたくさん出てくる
・女性の声は女性の朗読のほうがいい

御崎禅とあさひが大の映画好きなので映画の話がよく出てきます。

私は映画をあまりり見ないのでなんのことやらと置いてけぼりになることがあります。

かといって詳しい人には物足りないようですね。万人向けの小説なので調整が難しいかもしれません。

また、Audibleではよく感じることですが、女性の声は女性が演じた方が違和感なく感じます。男性はそこまででもないのですが。

関さんの朗読は演じ分けもしっかりできており、不快に感じるまではいきませんが、それでもメインキャラに女性が出てくるものは女性の朗読の方がしっくりきます。

まとめ

2018年に3巻が出て以来5年、4巻が出ていませんでしたが2023年4月に完結となる4巻が発売されました。

Audibleでも完結まで配信がきまっているので続きをきにしなくていいですよね。

結末が想像できるのにどうなるのか楽しみな作品です。

澤村御影さんの作風が気に入った方は高槻彰良シリーズと共に聴いてみてはいかがでしょうか。

それではよいブックライフを!

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