おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~】

おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~】

なろう系異世界ものと言えば冒険、というイメージが強いですが少し毛色の変わったものを聴きたいなと思って読み始めたのがこちら。

2023年の「このライトノベルがすごい!」でついに殿堂入りを果たしました。

「小説家になろう」で少し読んでいたのですがその時は続かず。今回は序盤を過ぎたころからいっきに引き込まれて配信されている分は一気に聴いてしまいました。

ナレーターがアニメのマインを演じている井口裕香さんなので余計におもしろく感じましたね。

ここでは本の紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので聴こうか迷っている方は参考にしてください。

ある程度読んだり、内容を知っている方はドラマCDもおすすめです。

そーだ
そーだ

車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!

オーディオブックとは

オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね

個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。

  • 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
  • 本を置くスペースが不要
  • 音声のスピード調整ができる
  • 有名声優の出演が多数

読み放題プランがあるものも多いですよね。

おすすめアプリはAudible(オーディブル)audiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!

本好きの下剋上ってどんな本?

2013年より「小説家になろう」で連載開始。2015年にTOBOOKSより書籍化。その後、漫画化アニメ化へと至る。

アニメは7巻、第二部「神殿の巫女見習い」までされているので続きが気になる方は8巻からお聴きください。

作者&ナレーター

作者:香月美夜
中学生から小説を執筆、2013年からデビュー作「本好きの下剋上」を小説投稿サイト「小説家になろう」へ連載開始。

ナレーター:井口裕香
2002年より声優活動を始める。代表作に「とある魔術の禁書目録」、「物語シリーズ」、「To LOVEる」など多数で活躍している。

あらすじ

本が好きでたまらない本須麗乃は図書館への就職が決まった日に亡くなってしまった。

もっと多くの本が読みたかったという未練を残したまま死んだ麗乃は幼女マインとして異世界へ転生した。しかしその生まれかわった世界は本が貴重なもので紙すらない世界だった。

どうしても本が諦められないマインはまず紙作りから始める。身体の弱いマインは苦労しながら一歩一歩前進していく。本に囲まれて暮らすという目的のために。

配信巻と配信時間

1巻【第一部兵士の娘1】9時間50分
2巻【第一部兵士の娘2】10時間40分
3巻【第一部兵士の娘3】13時間58分
4巻【第二部神殿の巫女見習い1】11時間42分
5巻【第二部神殿の巫女見習い2】12時間18分
6巻【第二部神殿の巫女見習い3】10時間31分
7巻【第二部神殿の巫女見習い4】10時間18分
8巻【第三部領主の養女1】10時間55分
9巻【第三部領主の養女2】10時間30分
10巻【第三部領主の養女3】10時間36分
11巻【第三部領主の養女4】11時間8分
12巻【第三部領主の養女5】12時間7分
13巻【第四部貴族院の自称図書委員1】13時間1分
14巻【第四部貴族院の自称図書委員2】11時間47分
15巻【第四部貴族院の自称図書委員3】12時間5分
16巻【第四部貴族院の自称図書委員4】10時間43分
17巻【第四部貴族院の自称図書委員5】10時間44分
18巻【第四部貴族院の自称図書委員6】10時間53分
19巻【第四部貴族院の自称図書委員7】11時間22分

小説以外でもドラマCDも配信されています。

ドラマCDはアニメではまだ放映されていないところのダイジェストがメインです。そしてなにより声優が豪華!!

Audibleで聴き終わった方はぜひ聴いてみてください。詳細は

ドラマCD1沢城みゆき・櫻井孝弘・鳥海浩輔・藤原夏海など十数名1時間5分第三部4&5のダイジェスト
ドラマCD2沢城みゆき・櫻井孝弘・鳥海浩輔・藤原夏海など十数名1時間17分第四部1~3のダイジェストに書きおろしSS
ドラマCD3井口裕香・速水奨・井上和彦・森川智之など十数名1時間第四部6のダイジェスト
ドラマCD4井口裕香・速水奨・井上和彦・森川智之など十数名59分第四部ラストのダイジェスト
ドラマCD5井口裕香・速水奨・井上和彦・寺崎裕香など十数名57分第五部2・3の名場面集
ドラマCD6井口裕香・速水奨・田村睦心・中島愛など十数名1時間9分第五部4~6の名場面集
ドラマCD7井口裕香・速水奨・井上和彦・森川智之など十数名1時間57分第五部 女神の化身7&8
ドラマCD8井口裕香・速水奨・井上和彦・森川智之など十数名1時間45分第五部 女神の化身8&9

主なキャラクター

マイン
本が好きで好きでたまらない本須麗乃が転生した幼女。転生した世界には本が貴重だった。それでも本が読みたかったので紙を作ることから始める。
身体が弱くてすぐ熱を出す、がそれにも秘密があって・・・。
ルッツ
マインの幼馴染でマインの秘密を知る数少ない人物。病弱なマインの体調管理をしつつ、「マインの考えたものはルッツが作る」という約束を果たそうと奔走する。ギルベルタ商会で商人見習いとして働いている。
フェルディナンド
神殿の神官長。神殿においてマインの庇護者兼教育係。マインに巫女としての仕事の他に貴族の常識を教える。厳しく接しているがマインのことは内心高く評価している。
ベンノ
服飾や装飾を扱うギルベルタ商会の店主。独身。マインの才能を高くう評価しており、マイン工房で作られたものはギルベルタ商会で扱っている。マインの後見人であり、保護者的な存在になってしまった。
トゥーリ
マインの姉。面倒見がよく、誰からも慕われている。お針子見習いとして働いており、将来はコリンナの店で働くという夢をもっている。マインのわがままにもよくお世話をしている。
ギュンター
マインの父。門を守る兵士。周囲からウザがられるほどの愛妻家であり、親バカ。「街ごと家族を守る」をモットーに日々働いている。家族を想う気持ちが強く、家族を守るためなら命を投げ出すことも厭わない。
エーファ
マインの母。染色工房で働いている。容姿端麗、裁縫美人。しょっちゅう高熱を出して寝込むマインのことをいつも心配して将来を案じている。
オットー
ギュンターの部下で主に会計担当。旅商人をしていたがベンノの妹、コリンナに一目惚れし、街の市民権を購入して兵士になった。マインに文字を教えたり、マインとルッツに義兄のベンノを紹介したりする。

感想

よかった点

チェックポイント

・井口さんの朗読がすごい
・子どもたちがいい子すぎる
・ほのぼの、涙、ワクワク、ドキドキなど色々なシチュエーションが楽しめる

・詠唱が美しい
・ドラマCDは別の楽しさがある

マインの朗読で話が進んでいくのでアニメが好きな方はすぐに物語に没入していくでしょう。幼女の声ならず、大人の男性の声でも違和感なく聴くことができます。

登場人物が多いにもかかわらず聴けば誰の声か判別でき、本当にひとりで朗読しているのかと思ってしまいます。

そーだ
そーだ

マインが読んでるみたいに進んでいくよ

ある程度ストーリーを知っているならばドラマCDもおすすめです。3以降はアニメの声優陣の演技になるので朗読とは違った、アニメの情景が思い浮ぶような面白さがあります。

ストーリーも家族愛、本への情熱、戦闘、身分さへのいたたまれなさなど色々な要素が詰まっています。

ストーリーが壮大なのでいいところをあげればキリがない・・・。個人的に一番好きなのは貴族院へいってから何度か行われるディッター勝負ですね。

ストーリー全般でよく思うのが「この子達、本当にいい子だな。」ということ。幼少期のマインは本当に役に立たないのに厄介です。なのに怒ることなく面倒をみて、大人の私でもできなさそうとよく思っていました。

そーだ
そーだ

トゥーリは天使。本当にいい子!

トゥーリはマインがローゼマインになってからも天使であり続ける!!

色々な人に支えられて、守られて成長していくマインを楽しんでください。

また、マインが成長するにつれ、聖典の詠唱があるのですがそのセリフの美しいこと。

文字だと何となく目を滑らせていたのですが、朗読で聴くと詠唱の度に本当に神に祈る神聖な気持ちになります。

ドラマCDは朗読と違い、アニメのような爽快感があります。アニメでは放送されていないところなので内容をしっているのならばぜひ聴いてみてください。

私はアニメを見てAudibleを聴いて続きがきになったのでweb版を読みその後ドラマCDを楽しむという流れをたどりました。

いまいちな点

チェックポイント

・説明が長くて間延びする
・お金の価値がわかりにくい
・マインがわがまますぎるときがある
・3章以降の登場人物把握が大変

本を作ることがマインの目標となるので、その過程で必要な道具や技術の説明が度々でてきます。その説明の時は少し退屈に感じてしまいますね。

ストーリーは好きでも本を作る過程が好きなわけではないので・・・。

また、マインはギルベルタ商会と深い関りをもち、たくさんのアイデア商品を扱っていく上でお金が出てきます。お金の価値の話は最初の方にでてきたのですが、いまいち覚えておらず、「小金貨1枚」と言われてもどれほど高額かの想像がつきにくいです。

そーだ
そーだ

お金の単位がわかりにくいよ・・・

わかりにくいといえば3章以降で一気に登場人物が増えます。アニメ以降のお話ですね。

貴族関係の複雑なものもあるので把握するのは苦労すると思います。

私は小説家になろうで連載開始当初、本作を読んではいたのですが、初期のマインがわがまますぎて「ないわー」と感じてしまい読むのをやめてしまいました。

その後アニメを見て、Audibleで聴いても同じ感想を持ちはしたのですが、マインの境遇がわかるにつれてそれどころではなくなってしまいました。

最初に同じ感想を持った方には、もう少し読んで、絶対にはまるから!!と声を大にして言いたいです。

小説家になろうの紹介にもその点の注意事項が書かれているため、この設定は作者公認なのです。

そーだ
そーだ

初期に読むのをやめる可能性があるのはもったいない

まとめ

本編が完結しており、アニメ化漫画化もされているほどの人気作品です。最初の主人公の性格の悪さを許容できればはまること間違えなし。

特にアニメを見て続きが気になる方は8巻からでも聴く価値ありです。

なにせマインの朗読ですから。

Audibleで完結まで配信されるのはかなり時間がかかりそうですが、そこは気長に待つしかないですね。

Audibleでは他にもたくさんのラノベがあるのでラノベ好きな方は無料体験をまず始めてみてはいかがでしょうか。

それではよいブックライフを!

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