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以前聴いた「神様の御用人」の作者だ、と軽い気持ちで聴き始めたこの「神と王」。
めっちゃおもしろかった!!!!!
純日本というより、中華風?古事記風?の和風ラノベです。
浅葉なつさんの書く神様関連のラノベはやっぱり好きです。
そんな「神と王 亡国の書」の紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので気になる方は参考にしてください。
車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!
オーディオブックとは
オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優の出演が多数
読み放題プランがあるものも多いですよね。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
神と王 亡国の書ってどんな本?
作者&ナレーター
作者:浅葉なつ
四国出身。2010年に第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞し「空をサカナが泳ぐ頃」で作家デビュー。「神様の御用人」シリーズは累計200万部をこえる大ヒット。他にも「どうかこの声が、あなたに届きますように」「カカノムモノ」「山がわたしを呼んでいる!」などがある。
ナレーター:新垣樽助(しんがきたるすけ)
沖縄県出身、マウスプロモーション所属。「僕のヒーローアカデミア」や「刀剣乱舞」、「テニスの王子様」など数多くの人気アニメ、ゲームのキャラを担当している。
あらすじ
古い歴史を持つ国・弓可留(ゆっかる)。そこで亡き父のあとを継いで歴史研究家として日々精進していた慈空(じくう)。平和なこの国にある日突然悲劇がおこる。
他国の「神と歴史」を奪って肥大する隣国・沈寧(じんねい)が、突如弓可留を侵攻した。王は皆の前で首をはねられ、兄弟のように育った王太子も捉えられ亡き者とされてしまう。
王太子に国の宝である「弓の心臓」を託された慈空は失意の悲しみの中何とか生きようとする。そんな慈空のもとへ風天(ふうてん)と日樹(ひつき)と名のる人物が「弓の心臓」を見せてほしいと慈空を訪れる。
「神はなぜ、国を見殺しにした?」
神と世界の謎をめぐり、そして故郷を親友の誇りを守るため沈寧に奪われた「弓の心臓」と対となる「羅の文書」を取り戻すことを決意する。
配信時間は10時間47分です
主なキャラクター
- 慈空(じくう)
- 弓可留の歴史学者の卵で王太子、留久馬(るくま)と兄弟のように育った。弓可留滅亡の際、王の死に際を目撃し、その後留久馬に弓可留の宝「弓の心臓」を託される。その「弓の心臓」を沈寧が狙っていることを知り守ることを決意する。
「弓の心臓」を対をなす「羅の文書」を沈寧から取り戻すべく、風天らの助けを借りながら沈寧に対抗することとなる。
- 風天(ふうてん)
- 斯城国(しきこく)のさる御方の命により「弓の心臓」と「羅の文書」を探している。
金銭感覚が乏しく、服のセンスはない。ぶっきらぼうだが民族や人種にとらわれず、相手の本質を見抜き付き合うことができる。
- 日樹(ひつき)
- 薬屋の店員で誰と仲良くなれるコミュ力を持っている。腕にはやした羽衣と呼ばれる不思操ることができる。
雑談のついでに慈空から「弓の心臓」の特徴を聞き、見せてほしいと頼むが怪しまれ、一時逃げ出されるがその後行動を共にする。風天と共に「弓の心臓」と「羅の文書」を探している。
- 瑞雲(ずいうん)
- 行商集団「不知魚人(いさなびと)」を仕切る頭領の一族出身。今は不知魚人を出奔し風天たちと行動を共にする。
あらゆる武器に精通し、たくましい戦闘力とずば抜けた美貌の持ち主。世界中を旅し、世界中に様々な人脈がある。
- 薫蘭(くんらん)
- 沈寧の王太女。父の横暴なやり方に疑問を持っており、何としてでも自分が王位を継いで沈寧を変えなければならないと考えている。
幼いころに父に何を言っても響かないことを悟り孤独に耐え兄弟たちに出し抜かれないように生きている。
感想
よかった点
チェックポイント
・ナレーションがいい
・「古事記」からインスピレーションを得たという世界観
・「神とは何か」という深い問いかけ
ナレーションの新垣さんがとても素晴らしいのが最初にきます。
人物の話分けももちろんですが、私は地の文がとても神話的な話に合っていると思いました。スッと入ってくるというか雰囲気に合っているというか。
作者曰く「古事記からインスピレーションを得て生まれた」そんな作品です。
レビューを見てもナレーションがいいという声はたくさんありました。
そしてその世界観ですが、弓可留の民は神とともにあって。神に信仰するのが当たり前なのだけれど、神は救ってくれなかった。
「神とは?」という謎も追っていく話で、純日本風というより、中華風もまざっている印象をうけました。
行商集団「不知魚人」の存在も神秘的な雰囲気に一役買っていると思います。
この世界観、ハマるとどっぷりハマってしまうんですよね。
そして、作品には様々な問いかけがあると思っています。
神とは何か?もそうですし、人種差別についてもあると思います。
様々な面において深い!
話しのメインは弓可留の宝を取り戻すというものなのでそこの展開ももちろんおもしろかったです。
いまいちな点
チェックポイント
・1巻で序章が終わったくらい?
・人によってはハマる前に挫折するかも
・残酷な表現がある
すべてを聴き終わって「この1冊が序章なのではないか」と思います。
神の謎とか、弓の心臓の不思議なこととか、羅の文書の内容とか・・・。
全然わかりません!
この謎が解き明かされるまで物語は続くのでしょうが、書籍でも次の1冊が出ているだけ。
完結まで待ちきれません・・・
先が気になりすぎます。
話の内容的には人名や国名が難しい漢字、聴いていても最初は頭に入りにくかったので合わない人は挫折してしまうかもしれません。
無理に覚えようとしなくても何度も繰り返されていくうちに頭に入ってくると思うのでストーリーが気になる方は聴き続けてみてもいいと思います。
また、所々に残酷な表現があります。
弓可留の王が殺される場面や拷問の表現があるので苦手な方はご注意ください。
まとめ
一風変わったラノベというには深いお話の1冊です。
聴き終わってこういった世界観のものはそういえばなかったなと思い、ハマりました。
そして続きがきになる!!次回以降の主人公は風天なのかな。
自作も書籍では出ているので配信が待ち遠しいところです。
作者の浅葉なつさんは「神様の御用人」とこれまた神様(こちらは純日本風)を題材にした作品を書いているので気になる方はこちらで詳しく解説しているので気になる方は見てみてください。
それではよいブックライフを!
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