おすすめオーディオブック感想　ジャンル：ラノベ【転生したらスライムだった件】

マンガでもアニメでもおなじみの「転スラ」。2022年11月25日（金）には映画化もされました。

アニメを見ていたので内容はだいたい知っていたのですが、リムル役の岡咲美保さんがナレーターをしているということもあり、Audibleで聴いてみました。

アニメとは違ったおもしろさがあり、転スラファンなら聴いて損はないですね！

ここではアニメを見た上での本の紹介、よかった点、いまいちな点などを解説していくので聴こうか迷っている方は参考にしてください。

この作品はAudibleのみの配信となっています。

オーディオブックとは

オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。

個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。

読み放題プランがあるものも多いですよね。

おすすめアプリはAudible（オーディブル）とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ！

オーディオブックでラノベをお勧めする理由

オーディオブックはAudible、audiobook.jp両方利用してきました。

その中でジャンルもビジネス書、自己啓発書、ファイナンス、哲学・宗教、歴史と色々なジャンルの本を読んでいます。

本を読むときには本から様々な知識を得たり、感銘を受けることも多いでしょう。

その場合、何かをしながらだと本だけに集中しているわけではないのでいまいち頭に入ってこない時があります。

その時は聞きなおしたり、メモを取ったりするのでながら聴きだと少々手間です。オーディオブックの良さが生かせません。

それに比べ、ラノベはいい意味で頭を空っぽにしてただただ物語を楽しむだけです。

なので多少ことばが滑って頭に残らなくても楽しめるのです。

しかも、この転スラはリムルの声で話が進んでいくのでその分楽しさも倍増でした。

ただ、ラノベをしっかり読んで背景まで想像しながら読み込む人には向かないかもしれません。

転スラってどんな本？

小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年に連載開始し、書籍化、漫画化、アニメ化、2022年11月には映画化もされます。

なお、アニメは2期まで放送されており、Audibleでは6巻までがアニメの内容になっています。

アニメの続きが気になる方は7巻からお聴きください。

作者＆ナレーター

作者：伏瀬　大阪府堺市在住

ナレーター：岡咲美保

リムルの声を担当している声優さんがナレーション、すべてのキャラクターの声を担当しています。

アニメ通りのあのテンションで朗読してくれるのでアニメファンにとってはよだれものでしょう。アニメを見ていない人には少しうるさく感じてしまうかもしれません。

配信巻と配信時間

1巻	９時間49分
２巻	10時間12分
３巻	10時間46分
４巻	10時間57分
５巻	10時間51分
６巻	13時間3分
７巻	12時間49分
８巻	10時間40分
９巻	12時間40分
10巻	13時間18分
11巻	14時間05分
12巻	11時間41分
13巻	14時間8分
14巻	11時間31分
15巻	14時間44分

1巻がかなりのボリュームですね！

あらすじ＆主要キャラクター

サラリーマンであった三上悟は通り魔に刺されて死んでしまい、その後異世界でスライムとして転生する。

洞窟に転生してすぐに封印されていた暴風竜ヴェルドラと出会い、友達になる。

洞窟を出た後、転生時に得たユニークスキルをうまく活用しながらリムルは魔物と人間が仲良く暮らせる国を作ろうと奔走する。

その途中で色々な出来事に遭遇する。仲間ができたり、事件に巻き込まれたり、魔王になったり・・・。

リムル・テンペスト

元人間のスライム。転生時に様々なスキルを得て他の魔物を圧倒し、魔物の主となり国を作る。
チート級の強さをもち、様々な魔物がリムルの配下になっていく。

シズ

召喚によって魔王レオンによって呼び出され、生きるためにその身にイフリートを宿していた。
本名は井沢静江。イフリートに抗いながら魔王に捨てられたあと、人間として生きていくが・・・。

鬼人族

豚頭族（オーク）によって集落を滅ぼされた大鬼族（オーガ）の生き残り。リムルの名づけにより鬼人族へと進化し、国の中枢を担う働きをする。リムルに忠誠を誓っている。
ベニマル（侍大将）ソウエイ（隠密）ハクロウ（指南役）シオン（秘書？？）シュナ（巫女・生産担当）クロベエ（刀鍛冶）の6名。

ゴブリンたち

リムルが地上に出て最初に出会った魔物。圧倒的強者のリムルに村の危機を救うよう願った。
その後、リムルに忠誠を誓い名づけをへてホブゴブリン、ゴブリナへと進化を果たしてテンペストの中心的存在となる。
リグルド（村長）リグル（村長の息子）ゴブタ（ゴブリンライダー隊長）などがいる

牙狼族

ゴブリンたちの村を襲い、リムルに返り討ちをくらう。その後リムルに忠誠を誓い「ランガ」の名前をもらい後に「黒嵐星狼」（テンペストスターウルフ）に進化する。
『全にして個』の存在のためランガ1匹に名づけ、進化すると一族全てが同じような進化をとげる。
ランガはリムルの影に入ることが好きで、リムルのペットともいえる。

感想

よかった点

よかった点の第一はリムルの声の朗読でしょう。アニメのままのテンションで進んでいくのでアニメを見た人はアニメの光景が頭に浮かぶと思います。

それに加えて、アニメでは省略された細かい（スキルの統合、衣装の説明など）がされていたり、カットされた場面もでてきます。

当たり前のようにいたあの人の登場場面や、そういえばあれってどうなったっけ？といった場面もでてくるのでアニメ以上に楽しむことができます。

また、アニメとは話の順序が入れ替わっていたり、多少違った表現のところもあるので内容を知っていても十分楽しめます。

アニメ2期終了時点で小説ではまだ６巻しか進んでいません。Audibleでは13巻まで聴くことができます。アニメの続きが気になっている方はアニメ感覚で聴けるのでおすすめです。なお、14巻以降の予定は以下の通りです。

随分と先ですが、予定が公表されているのは人気の証拠ですね。アニメで2期で6巻までしか進んでいないことを考えると3期があるとすれば、その内容を先取りできそうです。

いまいちな点

リムルの声がどうしてもかわいいので魔物の叫び声や大人の男性の声は多少違和感があります。また男性キャラはたくさんでてきますが、聴き分けが少し難しいようにも感じました。

また、私はアニメが好きで見た上で聴いたので楽しめたのですがアニメを見ていない人にはテンションがうるさく感じるかもしれません。レビューにも指摘している方は何人か見受けられました。

1冊の時間も相当長いです。

10時間を超えるものが普通で中には14時間をこえる巻もあります。私は2倍速で聴いていますがそれでも時間はそこそこかかってしまいます。

アニメとAudibleの違いとおすすめの鑑賞

アニメのここがいい

・大賢者の説明
・スキルや魔法の使用エフェクト
・細かいところのスライムの装飾がかわいい

Audibleのここがいい

・裏設定が詳しい
・衣装などの詳しい説明
・キャラの行動理由がよくわかる

映像を楽しむことができるのがアニメなので大賢者の説明や派手なアクションはアニメの方が上と感じました。

ところどころアニメではスライムのロゴが細かく入ってるのがかわいくて個人的に好きなところです。また、暴風大妖渦（カリュブディス）など想像しにくいものは言葉の説明だけではわかりにくいため、映像で見た方がスッとはいってきます。

アニメでは全体的に軽いノリな部分が多く、派手に描かれている印象を受けました。

それに比べ、小説（Audible）では細かいところまで描かれているので話を楽しむのは小説の方がよいと感じました。

魔王ミリムの老獪な部分もアニメでは薄れているのでじっくり楽しむにはAudibleも聴いた方がいいでしょう。

ですから、Audibleで物語を楽しんだあとに気になったところをアニメでもう1度見る、というのを私はやっていました。

Amazon primevideoでは全アニメがみられるのでおすすめです。

まとめ

2022年秋には映画も公開される転スラ。

アニメファンにこそAudibleで聴いてほしいと思っています。聴いたら新しい発見があり、さらに好きになること間違いなし！

私はAudibleで聴く→アニメをきになったところ見るで結局すべてもう1度見てしまいました。

７巻以降もアニメを見ている感覚で聴けました。アニメになっても楽しめる内容でしたね。

聴き放題ならアニメ放送分、さらにその先まで聴けるのでまずは1か月無料体験からおためししてみてはいかがでしょうか。

それではよいブックライフを！