おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【~異世界の名探偵~】

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おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【~異世界の名探偵~】

ラノベと言えば異世界ものジャンルが主力となります。剣と魔法がある世界でミステリーは何でもありなので成り立たないと思っていました。

が、異世界転生した主人公が異世界で探偵をし、事件を解決するラノベがありました。

オーディオブックとは

オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね

個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。

  • 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
  • 本を置くスペースが不要
  • 音声のスピード調整ができる
  • 有名声優の出演が多数

読み放題プランがあるものも多いですよね。

おすすめアプリはAudible(オーディブル)audiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!

異世界の名探偵ってどんな本?

作者&ナレーター

作者:片里鴎(カタザト)
ミステリ好きで「小説家になろう」のサイトで異世界転生+主人公最強にミステリが加われば流行るに違いない、と思っていたものの誰も執筆しなかったため、自身で書きはじめることとなった。ファンタジー+ミステリだと何でもありになってしまうため、「読者への挑戦」をいれることによって推理の要素を明確にし、推理を可能とした。

ナレーター:豊島修平
千葉県出身。リマックス所属。「ゼノンザード」、「食戟のソーマ餐ノ皿」、「A3!」などに出演。

あらすじ

ミステリマニアの元警察官、現探偵の「俺」はある日依頼の途中で腹を刺され死んでしまう。ミステリを愛し、小説のように事件を解決することを夢見ていたが現実は違った。死に際、「俺」は本物のミステリを解決したいと強く願う。

気づいたら剣と魔法のある異世界へと転生していた。前世の知識を持ったまま。

平民のヴァンとして生まれ変わった「俺」は前世の知識を生かし、魔法を習得しつつ貴族ばかりが通う帝都の士官学校へ奨学生として入学する。

士官学校卒業後は国お抱えの探偵として働くため日々精進し、もうすぐ卒業というところで事件がおこる。

その事件にミステリの知識を生かしつつ解決へと導いていく。

配信巻と配信時間

1巻 首なし姫殺人事件8時間59分
2巻 帰らずの地下迷宮5時間43分
そーだ
そーだ

小説家になろうでは完結しているのに小説も2巻までしか発売されていません・・・。

主なキャラクター

ヴァン
前世、ミステリのような事件を解決することを夢見たが現実とのギャップに疲れていたところ、刺されてしんでしまった。その後、平民のヴァンとして生まれ変わる。前世の知識を活用し、魔法の力を伸ばして貴族が通う士官学校へ奨学生として通うこととなった。士官学校ではキリオ、レオと切磋琢磨しつつもうすぐ卒業というところで不可解な殺人事件が起こり解決へと動き出す。
キリオ・ラーフラ
ヴァンの友人。貧乏貴族、もうすぐ取り壊しと噂されるラーフラ家の跡取りとして育てられたが実は女の子。入学試験の日に他の貴族の子弟に絡まれているところをヴァンに助けられたことからヴァンと行動を共にすることとなる。
レオ・バアル
若年ながら国土の4割を領地に持つ大貴族の当主。当主を継ぐ際にも親戚たちの思惑にも上手く立ち回り、当主の座を確実なものとした。リーダシップ、剣の腕、魔法の才ともに優れているため損得勘定なしの友人を求め、ヴァン達と学生生活を共にすることとなった。
マーリン
士官学校校長で、宮廷魔術師。魔法に関しては右に出るものはない。ヴァンが参考にいていた初級魔術の著者で執筆当時は難しすぎて理解できないとされていた。ヴァンの才能に一目を置いている。
ゲラルト・マップ
シャークの六探偵ひとりでシャーク団宮廷探偵団団長。今回の事件を解決するために急遽呼ばれた。この世界の探偵は誰もが納得できる落としどころを見つけて解決すること、そのことに異を唱えたヴァン興味をもち、真実を見つける手助けをする。

感想

よかった点

チェックポイント

・魔法+ミステリがおもしろい
・本格的な推理の条件が明示されている
・導入の部分が簡潔ですぐメインストーリーに入る

ミステリとは事件が起こりその謎を推理してといていくもの。魔法がある場合、何でも魔法でできてしまうので同時に存在することは不可能だと思っていました。

ストーリーの中でも探偵の仕事とは事件を解決することではなく、双方の納得がいく落としどころを説得するという役割でした。

日本生まれのヴァンにとっては許せなく、事件を解決しようとします。かなり難しいですが魔法があったとしても犯人を特定し、犯行を証明できています。よくあるミステリ小説の感覚で進んでいくことが新鮮でしたね。

また、犯人を特定する前に「読者への挑戦」パートを入れており、推理に仕える条件を明示した上で我々にしっかり推理させてくれます。

本格的に推理したいのであればここで止めて考えてみるのもよいかもしれません。

そーだ
そーだ

思っている以上に本格的なミステリ小説です!

また、推理がメインなだけあって、異世界ものによくありがちな導入部分がサクッと終わっている点もストーリーに引き込まれていきました。

サクッと卒業時になり、事件が起こるので間延びせずに聴き進めることができます。

いまいちな点

チェックポイント

・PDFファイルは使いにくい
・朗読はもう一声
・2巻以降の配信は絶望的

推理をする上で1巻では地図をPDFファイルとして添付されているのですが、ながら聴きをしているので開くことが手間になってしまいます。

私はファイルを見ずに聴き終えましたが問題なく進められた。

そーだ
そーだ

ファイルをみたらまた楽しさも違ったのかな??

ラノベや他作品をたくさん聞いていると朗読に関してはもう一声!という感想です。

レオの演技がわざとらしかったり、マーリン先生の声が聴きとりにくかったり。声の使い分けももう少しがんばってほしいかな。今後に期待します。

そして何より。「小説家になろう」のサイトでは完結しているのですが、小説ですら2巻までしか発売されていません。

ですから続きをAudibleで聴くことは絶望的といえるでしょう。

そーだ
そーだ

おもしろいのに・・・。私は好きなのに。涙。

まとめ

設定として今までにないもので異世界もの、ミステリ小説の双方が好きな方は楽しめると思います。

1巻で1事件が解決するので次回が気になる!ということもありません。

が、続きでてほしいな、と切に願う作品です。

時間もそこまで長いものではないので気になる方は聴いてみてはいかがでしょうか。

それではよいブックライフを!

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