
死んだ人と人間をつなぐ霊媒。そんな能力をもった城塚翡翠。そんな彼女と推理作家の香月史郎が挑む難題とは・・・?いくつかの事件を解決した、その後の結末は・・・?
表紙がかわいいからなんとなく聴き始めたこの作品。後半にいくにつれてどんどんひきこまれ、最後は一気に聞いてしまいました。
衝撃のひとこと。
2022年10月から清原果耶さん主演でドラマが始まりますね。こちらも楽しみです。
数々の賞を獲得した相沢沙呼が描く長編ミステリー小説の紹介がこちら。
残念なのはAudibleでの配信がしていないこと。今回はaudiobook.jpを聴いての感想となります。
良かった点、いまいちな点を解説していますので読むかどうかの参考にしてください!

通勤途中で毎日、月に10冊以上きいているなかでおすすめのものを紹介します
オーディオブックとは
主にオーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優さんの出演多数
今は定額を支払うと読み放題のサービスもあり、私も月に10冊以上聴いています。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
残念ながら霊媒探偵城塚翡翠はAudibleでは配信していませんが、小説でも楽しめます!
どんな本?
作者:相沢沙呼
キャスト:古賀葵、赤羽根健治など
推理作家の香月史郎が心に傷を負った霊媒師城塚翡翠と出会い、警察に請われ様々な事件を解決していくミステリー小説。
死者の声を聞きつつも事件を防げないことに悩み続ける霊媒師城塚翡翠。死者の声が聞こえても、証拠がない・・・。
そんな苦悩を手助けするかのように作家香月史郎とタッグを組み事件を解決していくことになる。
いくつかの事件を解決していくと同時に世間を騒がせている証拠を一切残さない殺人事件も同時に進行している。事件解決に臨む香月史郎と城塚翡翠、そしてその結末は・・・?
ミステリーランキングの5冠を達成したミステリー小説。オーディオブックでは読み放題でよめるが、Amazonのオーディブルではまだ読めるようになっていないため、電子書籍か文庫本になる。
感想
良かった点
- 文庫本と違った楽しさがある
- 伏線の張り方がすごい
- 最後の最後まで緊張感がある
普段は実用書や自己啓発本を読む自分にとっては新鮮だった。プロの声優さんが演じているだけあってまず、声がいい。かつきちんと演技をしているので状況把握や感情もうまく入ってくる。
文庫本は文字を読みながら状況を想像しつつながら楽しむのに対し、オーディオブックではまた違った映像が頭の中に浮かび上がってくる。
伏線に関しては、そこから回収してくるのね、とうなるものが多い。
いくつかの事件を解決した後にメインの事件に行くのだが、すべてがつながっていて犯人がわかったあとでももういくつかの緊張感のある場面がある。
一度種明かしが正解したからといって安心してないけない・・・。
最後の最後でえぇ!!と展開していくので目が(耳が)話せない。
いまいちな点
- 14時間以上ある長編だが、先が気になって一息つくタイミングがなかなかつかめない
- 「ちょっとそれは強引すぎない?」と思う部分もあった
- 読み直しが容易ではない
オーディオブックを聞いている人は何かをしながら聞くといつことが多いだろう。
そんなかで小説、特にミステリー小説はとても中途半端なところで聞くことを中断しなければならない。
また14時間20分と時間が決まっているためその時間が確実にかかってしまう(1.5倍速や2倍速でも聞けるが)
私は普段は2倍速で聞いているが小説のときは1.5倍速で聞いている。
そのため、ある程度のまとまった時間がかかってしまうのが少し難点。
また、種明かしのあとにその場面を読み直そうとするのがオーディオブックでは少し面倒である。
強引だなと思った部分もなくはない。いままでの伏線の張り方、回収が見事だったため気になるところが少しあるかもしれない。が、これは個人の受け止め方次第であろう。
総評
ミステリー小説が好きな人ならば読んでみても楽しめる作品である。
ヒロインの城塚翡翠がまだ若い子なのでOLや女子高生も出てくるので普段ミステリー小説を読まない人もある程度楽しめる作品かとおもわれる。
体感で結構あっという間に読めてしまったが、もしオーディオブックで読む場合は聞くことに集中しすぎないようにしよう。電子書籍や文庫本でも一気によんでしまう、そんな1冊である。
聴き放題ならば手軽に試すことができるので気になる方はまずは無料体験から申し込んではいかがでしょうか。
あなたにとって良いブックライフになりますように!
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