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推理、ミステリー小説が聴きたくなって、おすすめを見ていたらナレーションが木村良平さんということで気になってので聴き始めたら1日で聴き終えてしまった作品です。
気になったら気軽に聴けるのもAudibleのよいところです。
2022年本屋大賞ノミネートを始め、映画化、舞台化、漫画化決定と話題満載の1冊です。
ミステリーというジャンルなのにラストはヒューマンドラマのごとく、感動してしまった作品。
『6人の嘘つきな大学生』の内容、よかった点、いまいちな点を紹介していくので気になる方はチェックしてください!
本作はAudibleのみの配信となっています。
車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!
オーディオブックとは
オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優の出演が多数
読み放題プランがあるものも多いですよね。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
六人の噓つきな大学生ってどんな本?
作者&ナレーター
作者:浅倉秋成
1989年生まれ。小説家であり、漫画原作者でもある。
デビュー『ノワール・レブナント』で第13回講談社BOX新人賞‟Powers”を受賞し、注目をあびた。
他に『教室が、ひとりになるまで』、『俺ではない炎上』など6作を執筆し、数々の賞を受賞している。
ナレーター:木村良平
1984年生まれ。3歳から劇団ひまわりに所属しており、現在も役者、声優と活躍している。
代表作は『黒子のバスケ』黄瀬涼太、『テイルズ オブ ゼスティリア』スレイなどがあり、多数のゲームにも出演している。
あらすじ
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が行う初めての新卒採用試験。五千人のなかから最終選考に残ったのはたった6人。その6人が挑む最終選考はチームディスカッション。1か月後までにチームで1つの課題をクリアし、内容がよければ全員が合格するというものだった。
6人は交流を深め、確かな信頼関係を気づいていく。しかし、最終選考直前に届いた1通のメール。その内容はディスカッションで6人の中から採用者1人を選ぶ、というものだった。6人は信頼しあう仲間から一瞬でライバルへと変わってしまった。
ギクシャクした空気の中始まった最終選考。その途中である封筒が発見される。その封筒の中身は「○○は人殺し」という告発文だった。封筒の出現で一気に場の空気が変わる。
最終選考の行方は・・・?その犯人は・・・?
感想
よかった点
チェックポイント
・犯人が二転三転して誰だかわからない
・事件ではない推理小説が斬新
・ミステリなのにヒューマンドラマでもある
推理小説(ミステリー小説)は好きでよく聴くのですが、事件が起こったり、人が死んだりというものが多いです。しかし、本書は面接中の出来事で事件が起こるわけでないストーリーが新鮮でした。
また、犯人が確定したと思ったら実は違ったとなったり、悪人だと思っていたら実は違ったといった最後まで気が抜けない展開で最後はノンストップで聴いてしまいました。
それに関係して、推理小説だと思って聴いていたのに最後は感動するという珍しい感覚で聴き終えました。
ストーリーの進み方も、メインは最終選考なのですが、キリがついた瞬間にその時のメイン登場人物のインタビューが入り、その時に何を思っていたのかがわかったのもおもしろかったです。
まさしく、6人の嘘つきな大学生、という作品でした。
いまいちな点
チェックポイント
・息遣いが気になる
・女性の演技が微妙
息遣いに関してはレビューでもたくさんの人が触れていました。
中盤以降に気を吸う時の音が入っており、人によっては不快に思うでしょう。おそらく編集側の問題だとは思いますが、オーディオブックでこのミスは致命的といえます。
また、木村良平さんのナレーションはさすがとう演技力なのですが、男性らしい声なので女性を演じるのは似合わないと感じました。男性は素晴らしいのですがね。
まとめ
息継ぎの問題さえ解決できれば文句なしの良作だと思います。Audibleさんに、そこはがんばってほしいですね。
就職活動というごく限られた期間にの、学生の闇と企業側の苦悩が見事に描かれた作品です。
大人になれば何となくわかるのに、学生にとっては一生が決まるくらいの異様な空気にのまれがちな時期。そこで起こった奇妙な出来事を見事に書ききっています。
最後の最後の見事なタイトル回収も含め、気になる方は読んで(聴いて)みてはいかがでしょうか。
Audibleなら一か月の無料体験もあるのでまずは試して、一か月で解約するというもありです。
それではよいブックライフを!
まずは無料体験