おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【幼女戦記】

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おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【幼女戦記】

前情報なく聴きはじめたこの作品。文字通りの幼女が俺Tueeする作品かなと思っていたのですが。

全然違う!?

いい意味で期待を裏切られました。かなりガチな戦争ものです。聴きはじめて1か月間、一気に聴き続けてしまいました。

舞台は第一次世界大戦と第二次世界大戦の混ざった世界観。そのなかで幼女の魔導師が泥臭く活躍するお話です

歴史に興味があって、知識がある人には楽しめる作品となっています。

ここでは「幼女戦記」の紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので気になる方は参考にしてください。

そーだ
そーだ

車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!

オーディオブックとは

オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね

個人的には以下の点が気に入って1」2年以上使っています。

  • 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
  • 本を置くスペースが不要
  • 音声のスピード調整ができる
  • 有名声優の出演が多数

読み放題プランがあるものも多いですよね。

おすすめアプリはAudible(オーディブル)audiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!

まずは無料体験

幼女戦記ってどんな本?

作者&ナレーター

カルロ・ゼン
日本の小説家であり、ラノベ作家であり、漫画原作者でありシナリオライターでもある。2013年よりArcadia上で、ウェブ小説として執筆していた幼女戦記が書籍化し、その後TVアニメ化、映画化もされた。2019年に「日本SF作家クラブ」の会員になる。

ナレーター
山崎健太郎(やまざきけんたろう)

栃木県出身、81プロデュース所属。アニメ、ゲームの他海外の映画やドラマの吹替えでも活躍中。Audibleでも数多くの作品を朗読している。

佐野愛(さのめぐみ)
千葉県出身、81プロデュース所属。NHKスペシャルの他、東京リベンジャーズやパリピ孔明にも出演。海外アニメやや映画の吹替えでも活躍中。Audibleで他作品も朗読している。

あらすじ

徹底的な合理主義者で、人事部所属の主人公は同僚の逆恨みによって命を落としてしまう。

死後の世界、創造主を名乗る存在Xはそんな主人公に悲観し、戦乱の世界で反省し、神への侵攻を取り戻させるとして金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフとして魔法技術が存在する異世界へと転生させた。

孤児であったターニャは魔導の才能を持っていたため、帝国軍士官学校へ行くことになり、そこで前世の記憶を生かして悠々自適な生活を送る予定であったが航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修で戦闘状態に突入し、才能をみせてしまう。

それ以降帝国のために常に戦争の最前線へ送られ、活躍することとなる。本人の望む望まないは別にして。

階級がわからないとわかりにくいので以下、参考にしてください。

旧日本陸軍の階級
大将・中将・少将・大佐・中佐・少佐・大尉・中尉・少尉

配信巻・配信時間・配信予定

1巻 Deus lo vult 前編8時間48分
1巻 Deus lo vult 後編6時間5分
2巻 Plus Ultra 前編9時間37分
2巻 Plus Ultra 後編7時間26分
3巻 The Finest hour 前編6時間33分
3巻 The Finest hour 後編5時間14分
4巻 Dabit deus his quoque finem 前編7時間15分
4巻 Dabit deus his quoque finem 後編6時間43分
5巻 Abyssus abyssum invocat 前編7時間13分
5巻 Abyssus abyssum invocat 後編6時間49分
6巻 Nil admirari 前編5時間32分
6巻 Nil admirari 後編6時間4分
7巻 Ut semenstem feceris, ita metes 前編6時間53分
7巻 Ut semenstem feceris, ita metes 後編5時間38分
8巻 In omnia paratus 前編5時間42分
8巻 In omnia paratus 後編6時間8分
9巻 Omnes una manet nox 前編6時間57分
9巻 Omnes una manet nox 後編6時間21分
10巻 Viribus Unitis 前編5時間49分
10巻 Viribus Unitis 後編6時間57分
11巻 Alea iacta est 前編5時間33分
11巻 Alea iacta est 後編6時間
12巻 Mundus vult decipi, ergo decipiatur 前編7時間21分
12巻 Mundus vult decipi, ergo decipiatur 後編5時間38分
13巻 Dum spiro,spero ‐上‐ 前編7時間17分
13巻 Dum spiro,spero ‐上‐ 後編6時間23分
14巻 Dum spiro,spero ‐下‐ 前編7時間11分
14巻 Dum spiro,spero ‐下‐ 後編6時間45分

主なキャラクター

ターニャ・フォン・デグレチャフ
日本のエリートサラリーマンで徹底的な合理主義者。それ故リストラした元部下によって刺され、死んでしまう。死後、神、存在Xにより金箔碧眼の幼女「ターニャ」として転生させられる。
魔導師の特性があり、孤児でもあったことから軍人として生きるしかなく、士官候補生で初めての戦場で活躍し意図せず常最前線へと送り込まれることとなる。
前世の記憶から戦争でも合理的で敵には「ラインの悪魔」として恐れられている。
ハンス・フォン・ゼートゥーア
参謀本部戦務参謀次長。沈着冷静で学者肌の軍人。ふとしたきっかけでターニャと「戦争の行く末」について話をしたことから、ターニャに一目を置くようになる。実質的なターニャの後ろ盾。ターニャが大隊長を務める後の第二〇三航空魔導大隊設立の立役者となる。
エーリッヒ・フォン・レルゲン
参謀本部人事局人事課長。優秀かつ極めて常識的で将来を嘱望された青年将校。
軍上層部で唯一彼女を狂人として危惧するが、同時に彼女が正しいと理解しているためジレンマに陥っている。
優秀なためゼートゥーア、ルーデルドルフともに彼を信頼しており、重要な作戦を任せることも。
クルト・フォン・ルーデルドルフ
帝国軍参謀本部作戦参謀次長。ゼートゥーアとは盟友。ターニャのことを高く評価しており、ゼートゥーアとよく第二〇三航空魔導大隊の取り合いをしている。
軍人、高級将校として有能ではあるが、その軍歴を作戦畑でのみ培ったために、軍事以外の分野の視野狭窄に陥り、ゼートゥーアから危惧される。
ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ
ライン戦線においてターニャの下につけられた新兵。後の第二〇三航空魔導大隊第一中隊隊員。愛称はヴィーシャ。
ターニャが最も長く戦場を共にしている人物で、彼女の考えを察して行動を取れるほか、珈琲を淹れるのも上手なためターニャからは代えがたい副官として信頼されている。
マテウス・ヨハン・ヴァイス
帝国の航空魔導師士官。第二〇三航空魔導大隊第二中隊長であり副長。謹厳実直、それでいて実戦的な柔軟性も兼ね備えた優秀な副隊長。
初期には教本通りの行動しかできず、ターニャを愕然とさせたが、実践経験を積むにつれてターニャが全てを言葉に表さずとも彼女の意を的確に読み取って行動できるためヴィーシャとともにターニャにはなくてはならない存在となる。
存在X
社会から無神論者が増えているとことを嘆き、特に主人公にはその合理主義ぶりに憂い主人公に干渉することした自称神。
ターニャがエレニウム九五式を使う度、神の存在をたたえる言葉が無意識にでてくるため、ターニャには毛嫌いされている。
そーだ
そーだ

イケおじゼートゥーア閣下推しです!!

感想

よかった点

チェックポイント

・1回1回の作戦に引き込まれる
・ターニャの認識と周りの評価のずれがおもしろい
・状況説明など、地の文が多いので聴いた方が頭にはいる

まず、内容はよくあるラノベと雰囲気が全く異なります。

イメージとしては戦争もののラノベ版でしょうか。幾度もターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊が生死をかけた戦いを繰り広げます。

人も亡くなるし、戦時下の苦しい生活の描写もあります。

その中でも転生者故のターニャ機転、ゼートゥーア閣下のびっくりする作戦で戦争を駆け抜けることが面白い面白い。

相手の視点も出てくるのでいかに翻弄されているかがわかります。

また、サラリーマンの思考をもつターニャと周りとの感覚のずれも面白いですね。

ターニャの当たり前は周りの非常識。相手にとってはもっと非常識。戦争もののお話のなかにもコミカルな部分もたくさんあります。

そしてなによりこの「幼女戦記」こそオーディオブックで聴くべきだと思います。

というのも、状況説明や戦争描写が多くあります。

続きが気になったのでWeb版で続きを少し読みましたが文字ばかりだと字が滑ってなかなか頭に入ってきません。

それが聴くことにより、聴きながら状況が整理でき頭に思いうかぶので幼女戦記に関してはAudibleの方がオススメです。

いまいちな点

チェックポイント

・続きを・・・・!
・朗読に改善点あり
・内容に好き嫌いがでる

現在発売されている小説は12巻まで。つまり、発売されているものはAudible化されています。

13巻が2023年8月末に発売されるとのことですが、12巻が発売されたのが2020年2月20日。web上では完結しています。が、小説になるにあたりかなりの加筆修正がされている模様。

すごくおもしろくなってきたところなので続きを待ち望むばかりです。

そーだ
そーだ

2024年3月に14巻までの配信予定がでました!しかも短い間隔ででる!!

朗読は基本的には好きです。戦闘場面や地の文は特に聴きやすく、頭にスッと入ってきます。

が、2点、気になる部分がありました。1点目は男性の声の聴き分けが慣れるまで難しいということです。

ドレイクとミケルの聴き分けは特に難しく感じました。また、慣れるまではゼートゥーアとルーデルドルフもどっち!?となっていました。

2点目はターニャ以外の女性陣の朗読がもうひと声。とくにヴィーシャはよく出てくるのですが、最後まで耳に響きましたね。ターニャは好きなのですが。

内容に関しては好みがすごく分かれます。私はとても好きなのですが、ある程度地理歴史の知識がないと難しすぎて頭に入ってこないかもしれません。

2度の世界大戦の概要でも知っていれば「あれのことね!!」となるので面白いですが、全く興味がないとたのしめないかもしれません。

実際の地名にモジって名前が付けられているのもわかる人には面白ポイントです。

  • ベルン→ベルリン
  • 帝国→ドイツ(ドイツ帝国)
  • フランソワ共和国→フランス
  • イルドア王国→イタリア
  • 連邦→ソ連
  • 連合王国→イギリス
  • 合衆国→アメリカ
  • モスコー→モスクワ

分かれば実際に起こった出来事と照らし合わせてテンションが上がると思います。

まとめ

アニメ、劇場版と放映されアニメの2期も決定していましたが、決定してから数年音沙汰ないですね。

アニメの2期があったとしてもそこよりもかなり先まで楽しめると思います。

また、原作からかなり加筆修正されているらしく、原作をWebで読んだ方もアニメで気に入った方も十分楽しめる作品となっています。

何より、歴史が好きであったり戦争ものが好きな方には是非とも聴いてもらいたい。

気になった方は無料体験から始めてみてはいかがでしょうか。

それではよいブックライフを!

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