おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【准教授・高槻彰良の推察】

【PR】

おすすめオーディオブック感想 ジャンル:ラノベ【准教授・高槻彰良の推察】

「憧れの作家は人間じゃありませんでした」でデビューした澤村御影さんの代表作の1つ。

推理&怪異&ラノベのジャンルが好きな人にはもってこいの作品ですね。

2021年に伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)、神宮寺勇太(King&Prince)のダブル主演でドラマ化もされそちらでご存知の方も多いかもしれません。

ここではAudible版の准教授・高槻彰良の推察の紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので気になる方は参考にしてください。

そーだ
そーだ

車通勤で毎日、月10冊以上聴いているなかでおすすめなものを紹介しています!

オーディオブックとは

オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね

個人的には以下の点が気に入って何年も使っています。

  • 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
  • 本を置くスペースが不要
  • 音声のスピード調整ができる
  • 有名声優の出演が多数

読み放題プランがあるものも多いですよね。

おすすめアプリはAudible(オーディブル)audiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!

准教授・高槻彰良の推察ってどんな本?

作者&ナレーター

作者:澤村御影(さわむらみかげ)
神奈川県出身。2016年に「憧れの作家は人間じゃありませんでした」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞、大賞を受賞し作家デビュー。同作と本作が書籍化され2021年には本作がドラマ化された。

ナレーター:鳥本佳吾(とりもとけいご)
宮城県出身、オフィスPAC所属。外国映画の吹替えも担当している。

配信巻と配信時間

1巻:民俗学がく語りき8時間5分
2巻:怪異は狭間に宿る8時間29分
3巻:呪いと祝いの語りごと8時間5分
4巻:そして異界の扉がひらく9時間44分
5巻:生者は語り死者は踊る8時間10分
6巻:鏡がうつす影8時間4分
番外編:高槻彰良の推察EX6時間2分
7巻:語りの底に眠るもの9時間23分
8巻:呪いの向こう側9時間28分
9巻:境界に立つもの9時間8分
番外編:高槻彰良の推察EX28時間31分
10巻:帰る家は何処に9時間8分

あらすじ

10歳のとき、怪しげな夏祭りに迷い込んだことがきっかけで人の嘘を聞き分けることができるようになってしまった深町尚哉。その能力のせいで人と深く関わることを恐れ人と一線を置いて生きていくこととなる。

大学生になり、民俗学の教授、高槻彰良と出会う。高槻も子どものころに神隠しにあったことから人ならざるものとの境界線で生きていると自覚している。

高槻は自身に起きたことを知りたい、と怪異に積極的に関わっていき尚哉も助手として高槻と関わることとなる。孤独に生きることを覚悟していた尚哉は高槻と行動を共にすることによりだんだん意識が変化していく。

イケメン准教授と常識担当が様々な怪異現象の解決にいどむ。

主なキャラクター

高槻彰良(たかつきあきら)
清和大学で民俗学を教える准教授。様々な怪異や都市伝説を自身が運営するサイト「隣のハナシ」で集め、解決に繰り出すこともある。
見た目はさわやかなイケメンで常ににこにこしている。見たものをすべて記憶するという完全記憶の持ち主。小さいころに神隠しにあった経験から自分の身に起こったことを解き明かすために怪異に積極的に関わっていく。
深町尚哉(ふかまちなおや)
10歳のころ、母方の実家で不思議な体験をし、その後から人のウソを聞き分ける能力を持つ。その能力のため孤独に生きてきたが清和大学文学部に入学し、高槻と出会う。
高槻の怪異解明の助手をするようになり、高槻と関わるようになってから人に対して引いていた線を高槻が超えてくるようになり、孤独ではない人生を模索するようになる。
佐々倉健司(ささくらけんじ)
高槻の幼馴染で警視庁捜査一課の刑事。強面だが情に厚く面倒見がよい。
高槻の事情をすべて知っており、何かと気にかけている。高槻が怪異に関わるのをよく思っていないが、それでも関わるためそのフォローに回っている。
生方瑠衣子(うぶかたるいこ)
高槻の研究室に所属している大学院生。研究第一に生活を送っており、まれに研究室で倒れていることもある。
塾でバイトをしており、そういったきちんとした場では見違えるほと綺麗になる。
心優しく、高槻のことを心配したり尚哉にも気軽に話しかける気づかいのできる人。
難波要一(なんばよういち)
清和大学文学部の学生で尚哉と同じ授業を受けている。
一見チャラいが根は真面目で裏表もないため尚哉が一緒にいても苦にならない。大学で尚哉が唯一フレンドリーに接することができる人物と言っても過言ではない。

感想

よかった点

チェックポイント

・Audibleならでは表現がいい
・怪異×ミステリが好きな方は楽しめる
・残忍な表現があまりない

深町尚哉は人のウソを音の歪みとして聞こえるようになりました。その歪みが小説では文字で表現されています。

Audibleは聴く読書なのでその歪みも音で表現されます。流石に不快になるようにはなっていませんが、なるほど、こう聴こえるのかと想像しやすかったです。

鳥本さんの朗読も演じ分けがしっかりできており、女性の声も違和感なく聴くことができ素晴らしいものだったと思います。

ストーリー的には怪異事件とされるものを解決しつつ、深町、高槻の過去へと迫っていくものです。

ですから、怪異メイン、ミステリメインということはなく、人間ドラマも間に挟まってきます。

怪異事件もほとんどが人によって起こされたもの。結局人間が一番恐いのです。

怪異に関しても怪異は現象と解釈によって成り立つと高槻は言っており、大学教授らしく様々解釈がきけて面白いですし、論理的に解決いていく様も楽しめます。

そーだ
そーだ

高槻教授の民俗学の授業を受けてみたい!

事件の題材も藁人形やこっくりさん、人魚など聞き馴染みあるものも多く出てきます。

それらが流行った背景や歴史的事実もでてくるのも聴きごたえがあります。

そーだ
そーだ

個人的には呪いへの解釈がなるほどーと感心しました

話の流れ的に人が死ぬ表現もありますが、そこまで残忍なものもなく、軽く聴けると思います。

最終的に高槻と深町の過去がわかる・・・はず?小説は完結しているので最後まで聴きたいですね。

また、こちらの登場人物(とくにEX)がデビュー作「憧れの作家は人間じゃありませんでした」のメインキャラなのでまだ聴いてない方はこちらも聴いてみてください!

憧れの作家は人間じゃありませんでしたの詳しい感想はこちら

いまいちな点

チェックポイント

・本格的な怪異もの、ミステリものではない
・BL風味を感じる人もいるかもしれない

本格的なミステリ好きな人には種が読めたり、凝った仕掛けがなかったりで物足りないかもしれません。

高槻&深町の過去を絡めた物語も主軸に置かれているのでミステリ、怪異がメインのストーリーではありません。

その軽さが好きな人向けですね。

また、特殊な過去故、特に深町が高槻に依存気味になる場面があります。

ですから人によってはBL風味を感じるかもしれません。が本当に風味程度です。

高槻には深町以外にも頼れる人がいますし、深町も高槻のおかげで他人に頼ることを少しずつできるようになっていきます。

その心情の変化も面白いところの1つです。

まとめ

私はドラマを視聴していませんが、ドラマが好きな方でも楽しめる作品だと思います

ドラマとはストーリーや順番が違っているようです。

同じ話でも違ったアプローチがあったりするのでそれを楽しむのもよいかもしれません。

Audibleでは怪異×ミステリの作品が他にもいくつかありますのでこの作品を気に入ったら他の作品も聞いてみてはいかがでしょうか。

それではよいブックライフを!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA