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ラノベ、ミステリ小説好きにはぴったりの作品がこの虚構推理。ジャンルもラノベともミステリともいるでしょう。
アニメのseason2が2023年1月に放映されたこの作品ですが、1巻がseason1、それ以降のショートストーリーのいくつかがseason2となっています。
不可思議な事件の後ろに怪異の存在があることもあることもあれば怪異と関係ない事件もあったりするので本当の原因はどうなんだと先が読みにくい展開が多いですね。
しかしこの虚構推理は結末がわかった上で誰しもが納得のいく答えを組み立てていくといった話も多いので少し毛色のかわったミステリラノベだと思います。
ここでは虚構推理の紹介、よかった点、いまいちな点を解説していくので気になる方は参考にしてください。
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オーディオブックとは
オーディオブックとは主に書籍を朗読した「耳で聴く読書」のこと。最近話題になってますね。
個人的には以下の点が気に入って1年以上使っています。
- 通勤通学中に、家事をしながら聴ける
- 本を置くスペースが不要
- 音声のスピード調整ができる
- 有名声優の出演が多数
読み放題プランがあるものも多いですよね。
おすすめアプリはAudible(オーディブル)とaudiobook.jpです。どちらも無料体験があるので興味のある方はお試しあれ!
虚構推理ってどんな本?
あらすじ
11歳のときに怪異に攫われ、一眼一足となり怪異たちの「知恵の神」となった岩永琴子。11歳のときから病院に通っているが、ある時桜川九郎という青年に一目ぼれをする。九郎には結納を済ませた恋人もおり琴子の恋は絶望的と思われたが数年後に恋人と別れ琴子を付き合うこととなった。
実は九郎も人魚とくだんの肉を食べ、怪異たちに恐れられる存在だった。九郎は死なない身体と死ぬ際に身近な未来を引き寄せる能力を使い琴子の怪異への活動を手伝うこととなる。
怪異たちの相談事を解決していくうちにその後ろに桜川六花の存在を感じることがある。六花は九郎が琴子と出会った病院に入院していた九郎のいとこで、九郎同様人魚とくだんの肉を食べ、九郎と同じ能力を得ることとなった。六花は自身の能力を消すために暗躍しており、秩序を重んじる琴子の前に度々立ちはだかることとなるのであった。
作者&ナレーター
作者:城平 京(しろだいら きょう)
1974年生まれ奈良県出身。日本の小説家、推理作家、漫画原作者。
1998年、第8回鮎川哲也賞最終候補作「名探偵に薔薇を」で本格的な作家デビュー。その後、「スパイラル~推理の絆~」(月間少年ガンガン)の原作を手掛け、大人気となる。2012年「虚構推理 鋼人七瀬」で第12回本格ミステリ大賞小説部門受賞。
ナレーター:ふしだりほ
京都府出身、オフィスアネモネ所属。代表作に「GRANBLUE FANTASY The Animation」や「弱虫ペダルシリーズ」があり、外国映画やドラマの吹替えでも活躍中。
配信巻と配信時間
虚構推理 | 10時間24分 |
虚構推理短編集 岩永琴子の出現 | 9時間6分 |
虚構推理 スリーピング・マーダー | 8時間18分 |
虚構推理短編集 岩永琴子の純真 | 9時間11分 |
虚構推理 逆襲と敗北の日 | 8時間28分 |
虚構推理短編集 岩永琴子の密室 | 7時間31分 |
アニメのseason1は1巻の鋼人七瀬の話、season2はその他の中からの数話から構成されています。
主なキャラクター
- 岩永琴子(いわながことこ)
- 11歳のときに妖怪、怪異と呼ばれるものたちにに連れ去られ、彼らの「知恵の神」となることと引き換えに片目と片足となる。一眼一足は知恵の神印とされ、妖怪たちにには「おひぃさま」と呼ばれ敬われている。
ベレー帽に握りが猫の形のステッキがトレードマークで外見は西洋人形のように幼く可憐。病院で九郎に一目ぼれをし、付き合う機会を虎視眈々と狙っていた。
- 桜川九郎(さくらがわくろう)
- 琴子の想い人であり、同じ大学の大学院生。琴子が一目惚れしたときは恋人がおり結納まで交わしていたが破談しその後琴子と付き合うこととなる。琴子のことを大切に思っているが琴子には伝わっていない。
人魚とくだんの肉を食べたことにより不死身でかつ死ぬことにより未来を少し手繰り寄せることができる。そのため怪異たちからみるととても恐ろしい存在と感じられている。
- 桜川六花(さくらがわりっか)
- 九郎のいとこで九郎同様人魚とくだんの肉を食べたため九郎と同じ能力をもっている。九郎は六花に会うために病院にきていた。
病院の都合により退院してから少しして姿を消した。琴子が関わる怪異の問題の後ろに六花がいることもあり、琴子と九郎は六花の行方をおっている。
感想
よかった点
チェックポイント
・設定がおもしろい
・アニメより読むよりAudibleがいい
・軽く聴き進められる
怪異と推理を組み合わせたものはいくつもあり、多数触れてきましたが、虚構推理は新しい設定だと思います。
よくあるものは人間側の立場に立って怪異が起こした事件の解決や脅威を防ぐといった謎を解き明かすものですが、この虚構推理の主人公琴子はあくまで怪異の側にたち、周りの人間には怪異はいないと宣言しています。
怪異から得た情報から結末を知っていいても怪異の関わりなくいかに解決していくかの道筋をロジカルに提唱していきます。
虚構推理という題名はいい得て妙!
推理をしていき、結末にあっと驚くものもありますし結論ありきでどう皆を納得させるかというものもあり今までにない設定でそこが面白いですね。
どう虚構を組み立てていくか、虚実を織り交ぜていくかをたのしんでください。
そして、1巻はすべて鋼人七瀬のお話ですがそれ以降は短編集となっているため、軽くサクッと読めるの面白いと思います。
琴子のキャラクターや怪異たちは基本かわいいものが多いのでラノベ×ミステリ×怪異を楽しみたい人にはもってこいだと思います。
また、事件を解決、推理していくものなのでアニメでは省かれたところも小説では詳しく描かれていますし、ミステリ小説は説明が多くなってしまいがちですが聴くことによって頭にも入ってきやすいです。
ふしだりほさんの朗読も素晴らしく、演じ分けもしっかりされているのでAudibleで聴くことが一番楽しめる作品かと思います。
いまいちな点
チェックポイント
・本格的なミステリではない
・グロイ表現がある
・こじつけを感じることもある
あくまでラノベなので本格的なミステリを求めている方には満足感を得にくい作品かと思います。
怪異×ミステリを求めている方は霊媒探偵城塚翡翠や屍人荘の殺人、心霊探偵八雲などをオススメします。
また、九郎と六花は死ぬことによって起こりうる未来を確実に起こすことができる力をもっているため、作中でよく死にます。
その様子はグロイ表現をされているものもあるので苦手な方は気をつけた方がいいかもしれません。
そして、一つの事件に対していくつもの虚構を組み立てていく解決方法をとるため「それはなくね!?」というものも多少でてきます。
全てがに納得感を得られるわけではないのでそこもご留意ください。
まとめ
2023年にはアニメseason2も放送された虚構推理。
アニメを見た方も十分楽しめますし、アニメでは放送されなかった短編もたくさんあるのでアニメが好きな方、気になった方はまず1巻の鋼人七瀬のお話を試してみてはいかがでしょうか。
無料体験も1か月(キャンペーンによってはそれ以上)と長く楽しめるのでAudibleを気になっている方は気軽に試すことができます。
それではよいブックライフを!